「めざせ!ベンチャー」とは
「めざせ!ベンチャー2011」は、就職活動を通して人生を真剣に捉えている学生のために、自分の人生をかけて入社すべき、働きがいのある成長企業企業を紹介しています。
ベンチャー企業への就職・転職を考える学生・ビジネスマン向けに著名トップからのメッセージをはじめ、本物のベンチャー企業の見極め方、就職活動をする際の心構えや自分自身の適性検査、検査結果別の企業紹介、そして有望企業29社の就職情報まで。さらに、自分が書いたメッセージが掲載企業のトップに届く特典ハガキ付と盛りだくさん。ベンチャー企業についての正確な情報を知りたい人に役立つ一冊です。
就職活動をどう捉えるかで人生が大きく変わる
就職する会社を選び出すということは、人生の道を決めるにあたり、非常に重要なことである。それによってこれからの人生の景色や色が決まるからである。それにも関わらず、就職活動について深く考えることをせず、真剣に捉えていない人がかなり多い。
ただ、就職活動をしている学生にとって、就職先企業の善し悪しを自分の目では見定めることが難しい。そのため、一生懸命に就職活動に取り組んでいたとしても、必ずしも良い企業に就けるとは限らないのが現実となっている。社会に出て経験を積めば見えてくるものだが、社会の中で進路を変えることは世間で簡単そうに言われているほど自由ではない。転職は自由にできるが、実力が無いうちの転向はステップアップはできず、悪い方に向かっていく転職先にしか進めない。選ぶ業界によっても、最初にどの業界に所属するかによって、次の道の自由度が高いところと、そうではないところがある。この先の様々な可能性を含めて就職先の選択をしなければならないこの大切な時に、のんきに周囲の雰囲気に身を任せていい加減に就職活動を行っていてはいけないのである。どんな就職活動をしたにせよ、その人生選択の責任は自分自身が一生負っていくことを正しく認識しなければならない。
ただ本来の就職活動は、恐怖心や後ろ向きな思いが動機となって始めるべきものではない。本当は自分がやりたいことができる企業を見つけられたのかどうかが就職活動を成功させるための一番大切なポイントとなる。本当に働きがいのある就職先選びをするために、様々な就職情報の収集を行い、学校の多くの先輩方から直接教えてもらい、採用企業の経営者から生の話を聞く。就職活動ではやれるだけのことをやり尽くして答えを求めるべきである。
しかし、どれだけの手を尽くしても就職活動生にとって正しい情報を得ることは難しい。就職活動生は社会についてあまりにも無知で、情報もどれが正しくてどれが間違っているかすら正しく判断できないからだ。
そこでこの書籍では、社会を知る者として、何もわからない学生に代わって、働きがいのある就職すべき成長企業をピックアップして紹介している。もちろん、日本に数多くある企業の中には就職すべき働きがいのある成長企業がある。それらすべてを紹介していくことは不可能であることは重々承知しているが、この書籍ではそれらの数多くある企業の中から、特に厳選して企業を選んで紹介する。この書籍を通じて、就職活動に真剣に取り組んでいる学生の支援になれることを心から願う。
著者:株式会社インフォランス 佐々木 雅士